掘った溝の中で地層を調べる原子力規制委員会の調査団ら=福井県おおい町の大飯原発で2012年11月2日午前10時20分、畠山哲郎撮影 全国で唯一稼働している関西電力大飯原発(福井県おおい町)の敷地内を走る断層(破砕帯)に活断層の可能性が指摘されている問題で、原子力規制委員会は2日午前、現地調査を始めた。終日、実施する。規制委が現場で断層調査するのは発足後初めて。4日には東京都内で会合を開き、調査結果を評価する。活断層と判断すれば、運転停止を求める方針。 【図で見る】大飯原発周辺にある主な破砕帯(断層)と調査地点 調査団は、地震学が専門の島崎邦彦委員長代理(前地震予知連絡会会長)のほか、活断層による危険性を警告してきた渡辺満久(みつひさ)・東洋大教授ら外部専門家4人で構成する計5人。 問題になっているのは、1、2号機と稼働中の3、4号機の間をほぼ南北に走る「F−6破砕帯」。真上を、緊急時