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ブックマーク / kipuka.blog70.fc2.com (2)

  • 早川由紀夫の火山ブログ PNAS安成ほか論文の社会的問題点

    PNASという国際的に高く評価されているアメリカの学術誌がある。そこに11月14日に安成哲平ほかの論文が掲載された。福島第一原発から放出された放射能の分布を日全体にわたって計算したシミュレーションの結果を報告したものだ。 シミュレーションとは、いくつかの仮定を置いてつくった式のなかに観測データを入れて計算して結果を得る手法だ。得られた結果は事実ではない。そのひとの考え方だ。過去の事実を再現して、それがどんな仕組みで生じたかを探ったり、未来の出来事がどうなるか予想するときにもちいる手法だ。 大学からの記者発表に添付された図。観測事実である文部科学省の航空モニタリングにも私の放射能汚染地図にも、まったく合致しないシミュレーション結果である。 彼らは、自分たちがやった計算結果に基づいて、北海道中国・四国地方を含む日全国にセシウム汚染が広がっている危惧を強く表明した。喫緊の課題 (an ur

    TurkoisYu
    TurkoisYu 2011/11/23
  • 早川由紀夫の火山ブログ 減災のテトラヘドロンは緊張関係で構成すべき

    その前に置かれる章です。 4.火山防災のためのインターネット利用 岡田弘は,有珠山や雲仙岳そして海外の事例を教訓にして,火山防災のためのテトラヘドロンモデルを提唱した(岡田・宇井,1997)。四面体の底辺に位置する「学者」「行政」「マスメディア」の三者が強力な連携を達成して,頂点の「住民」を支えるモデルである。 しかし実際には,火山噴火危機では四者の利害が激しく対立する。たとえば,行政は生命の安全を確保することを目指して住民を早期に避難させようと躍起になる。しかし住民にとっては,生命だけでなく生活も大事である。避難することによって収入源を含めた生活基盤をすっかり失うなら,生命のリスクが少しくらいあってもそこに留まりたいと願うだろう。これは,尊重されなければならない個人の権利である。 対立は学者と行政の間にも生じる。学者は他者と違う独創的な意見を発表するのが仕事である。そして,災害の推移予測

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