例えば、私が人生初のクビを宣告されたブラック企業。ここでは解雇指定日の約4カ月前に代表取締役から「営業成績が悪いのに退勤時間が早い。上司から何度も注意されているのに改善されない。なぜ、なぜ、と問題を深堀りしろ」と詰められたことがあった。 帰るのが早いといっても月100時間近くのサービス残業をこなし、手取りはたったの16万円。しかし、残業代や残業時間という概念がない社風(あるいは業界風土)で働いている人間からすると、あくまで真剣な注意指導だったようだ。 そこで言われた通りに「なぜなぜ分析」を試みたが、最終的には「始末書を提出するまで帰宅させない」と言い渡された。渋々と始末書を提出したのは25時過ぎ。もちろん終電はなかった。なお、この日から2カ月が過ぎた頃から退職勧奨がスタートしている。代表曰く「汚名返上のチャンスを与えていた」そうだ。 こちらは単なる「話し合い」だと思っていたが… 2回目のク