かつてない被害をもたらした西日本豪雨災害。一部のメディアは大雨特別警報の発令前夜に安倍晋三首相や自民党議員らが「酒宴を開いていた」といって感情的な批判をぶつけるが、それでは本質的な問題解決にはならないと橋下徹氏は苦言を呈する。災害対応の本質とは何か。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」(7月17日配信)より、抜粋記事をお届けします――。 今回の豪雨災害で、気象庁による大雨特別警報は7月6日の夕方から発令された。その前日の5日夜に、安倍晋三首相をはじめとする自民党議員が、議員宿舎において「赤坂自民亭」と称し、お酒も入った懇親会を開いていたらしい。安倍さんや参加者たちが乾杯している様子の写真を、当の自民党議員がSNSにアップした。その後このような大災害になったことによって、安倍さんや安倍政権に危機管理意識が欠如していると、野党などから批判されている。 (略) しかし