ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、冥王星に新たな衛星が発見された。暫定的に「S/2012 P 1」または「P5」と呼ばれている(NASA Hubble Space Telescope、 HubbleSiteのニュースリリース、 CNN.co.jpの記事、 MSN産経ニュースの記事)。 P5はカロン、ニクス、ヒドラ、S/2011 P 1(P4)に次ぐ5つ目の衛星となる。不規則な形をしており、数十億年前に冥王星が他の天体と衝突したときの残骸と考えられるとのこと。大きさは幅10~25kmと推定され、これまでに発見された冥王星の衛星の中では最も小さい。また、軌道は直径9万km程度で、冥王星に2番目に近い衛星となる。 NASAが2006年に打ち上げた冥王星探査機 New Horizonsは、2015年の冥王星接近を予定しており、今回の発見がミッションの大きな助けになるとのことだ。