間もなく夏期休暇。まとまった休みを目前に控え、余った時間を知識に変えるための良書をお探しのエンジニアも少なくないだろう。本誌では、そうしたエンジニアの要望に応えるべく、数回にわたり、各分野のエキスパートが薦める書籍を紹介していく。 今回は、要求開発アライアンスの理事長を務める山岸耕二氏に、上流工程向けの実用書を取り上げてもらった。打ち合わせの主導権を握るための技術書から、夏バテ中でもスラスラ読める経理本まで、幅広く紹介しているので、上流工程担当者に限らず、すべてのエンジニアに参考になるはずだ。 山岸耕二 豆蔵 代表取締役社長。50社以上のユーザ企業/システム開発関連企業から成る業界団体「要求開発アライアンス」の理事長を務め、要求開発方法論「Openthology」の策定にも大きく貢献した。共著書に『要求開発』(発行: 日経BP社)、訳書に『適応型ソフトウエア開発』(発行: 翔泳社)などがあ