国立情報学研究所(NII)と丸善出版はこのほど、新刊書籍「ウェブらしさを考える本-つながり社会のゆくえ-」を発売と同時にWebサイトで無料公開した。1年間は公開する予定で、サイトの閲覧実績と書籍購入との相関関係を検証する。 同書は大向一輝 NII准教授とサイエンスコミュニケーターの池谷瑠絵さんの共著で丸善ライブラリーの1冊として刊行された。Webが当たり前の存在になったいま生まれてきた新しい価値観やルール、つまり「Webらしさ」──について、「Web」の成り立ちやその特徴や、ソーシャルメディアによる体験の共有など最新の動向も踏まえながら、この「Webらしさ」とその価値について平易な文章で論じている。 書籍版は760円(税別)。サイトでは無料公開期間を長めにとり、かつ読みやすさを低くすることを条件とした実験として、公開サイトのアクセスログと購買実績との相関関係を検証したいという。
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