アシュリー・ヴァンスの新著『イーロン・マスク:テスラ、スペースX、素晴らしい未来を追い求めて』を読みながら、私は感嘆と落胆を交互に味わった。その相反する感情は、ウォールター・アイザックソンの『スティーブ・ジョブズ』(翻訳版は講談社)とブラッド・ストーンの『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』(翻訳版は日経BP社)を読んだ後に感じたものとまさに同じだった。 彼ら3人のリーダーは、現代のビジネス界で最も傑出したビジョナリーと言えるだろう。それぞれが、私たちの生活を変える──マスクの場合は、変える可能性がとても高い──独自の製品を送り出している。 私が感嘆したのは、3人が事業を築き上げた革新的で、勇敢で、粘り強く、創造力にあふれるやり方だ。Macbook ProとiPhoneを持っている私は、20年来のアップルの忠実な顧客だ。本などさまざまなものをアマゾンで購入しており、低価格と買いやすさと信頼できる
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