イスラエル北部のギルボア刑務所の外で、スプーンをかざして抗議するパレスチナ人(2021年9月18日撮影)。(c)AHMAD GHARABLI / AFP 【9月20日 AFP】パレスチナで、ありふれたスプーンが新たな抵抗の象徴となっている。イスラエル北部の刑務所からパレスチナ人受刑者6人が脱獄した際、スプーンを使ってトンネルを掘ったといわれているためだ。 パレスチナ武装組織の元幹部ら6人は今月6日、警備の厳重なギルボア(Gilboa)刑務所からトンネルを抜けて脱獄した。刑務所内の洗面台の下に掘られた穴やトンネル出口の写真がソーシャルメディアで共有され、ハリウッド(Hollywood)映画さながらの脱獄劇は「奇跡のスプーン」というハッシュタグと共に話題を呼んだ。 脱獄囚の一人でイスラエル当局に身柄を拘束されたマフムード・アブドゥラ・アルダ(Mahmud Abdullah Ardah)受刑者の
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