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ブックマーク / blog.slndesignstudio.com (7)

  • 複雑なものから複雑なものを生成する - SLN:blog*

    上の画像は左がPhotoshopで「ノイズを加える」でノイズを描画したもので、右が「描画」から「雲模様」っていうのをやると生成されるパターン。雲模様というのはパーリンノイズ (perlin noise)と呼ばれる技法を使っていて、これは1997年にKen Parlinという人が発明した、より自然な...つまり確かにランダムで規則性は見えないけど完全ランダムよりもうちょっと連続しているような乱数を発生させるアルゴリズムで、これはCGの世界で自然なテクスチャの質感を生成したり、地形を生成したりするのに使われたりする。パーリンノイズについて詳しくはこことかこことかここ参照。 パーリンノイズを利用して最近たまたま見た面白いプログラムを見つけたのでいろいろメモ。 Ken Perlin generated from Perlin Noise これは何をしているかというと、元となるKen Perlin氏

    UDONCHAN
    UDONCHAN 2013/03/29
  • はかなさのデザイン - SLN:blog*

    最近「はかなさ」に注目したサービスが気になっている。 基的にテクノロジーって解像度をあげていく方向に進化してますよね、すべての空間の情報を、すべての時間において、どれだけ精彩に生け捕り、どれだけ精彩に再現するかっていう方向に。最近気になっているのは、あえてそうしたテクノロジーの進化の方向とは逆のアプローチをとることによって、情報や体験の質を上げるという戦略。極めて解像度の高いもはや人間の手に余る情報量がバンバン放出されている今でこそ、このアプローチはズシンと響きます。 One Memento http://www.onememen.to/ 一枚しか写真がとれないカメラアプリ。たった一回の撮影のチャンスに何を残すか、ユーザが問われるアプリ。デジカメになってフィルムの制限もなくなった今だからこそ、逆に一枚しか撮れないという制限が「何を残すか」という事をユーザにじっくり考えさせるとってもよくで

    UDONCHAN
    UDONCHAN 2012/11/07
  • レトロシミュレーショニズム - SLN:blog*

    60年代〜70年代中頃のデザインというのは、ミッドセンチュリーなんていわれるようにファン層が多かったりして、デザイントレンド的にも再帰率の高い時期だと思うんですけど、一方70年代後半〜80年代ってまだ、ある種のトレンドとして観測できるまでにはリバイバルっぽい動きって無い感じがするなあと思ってた。で、最近その時期のトレンディーなペラペラした感じだとか、ニューウェーブの無駄にとんがった感じとか、子供向けのテレビ番組のテイストを踏襲したものが、ここ数年の音楽側の80sリバイバルに呼応する形でよく見るなと感じていて、かつそれが一種のスタイルとして完成されつつあるな、と思ったので適当にまとめてみた。 ファンタジスタ歌磨呂によるDorianの一連のPVはかなりシミュレーションレベルが高くて素敵です。いわゆる「あるある」を積み重ねていった結果独特の質感に到達していてすごい。 そういえば、同じようなアング

    UDONCHAN
    UDONCHAN 2012/05/03
  • Holding The Viewer 2.0 - SLN:blog*

    最近、スポーツ選手がヘルメットにつけたりするような携帯用カメラの解像度があがって結構面白いことになってる。GO PROというやつがこの手のカメラの代表格で、YouTubeで探してみると、エクストリームスポーツを臨場感たっぷりにおさえたような定番の映像の他に、GO PROの携帯性を利用した実験的な面白い映像がいくつかみつかって、これはちょっと面白いなと思ったのでまとめておこうと思った。 フラフープにカメラをつけて発明 剣の先にカメラをつけて振り回す 首もとにつけてFPSゲーム風 Darren Aronofskyが「π」でやってた撮影方法も同じような雰囲気。あれは常に画面の中心に頭=脳みそがくるような演出になってる。Snorrie Camと呼ばれる手法で、役者の身体にカメラを固定させて撮ってるらしい。 PiでのSnorrie Camの解説が1:53あたりから Snorrie Camの参考映像

    UDONCHAN
    UDONCHAN 2011/07/09
  • ミュージックビデオとリップシンク - SLN:blog*

    最近MonkeyMajikの「桜」という曲のPVを見て、「歌詞の内容やリップシンク(口パク)によって楽曲と映像がゆるやかに手をつなぎつつ、斜め上の世界観をぶつけることによってその差異を面白がる」という手法がかなり好きだということに気がついたのでざくっとまとめてみた。 企画自体は「桜」→「桜吹雪」というところでつなげてきたんだと思うんだけど、「青い目の遠山の金さん」という斜め上の感じが素敵だ。とにかくこのPVの素晴らしいところは、アイデアだけじゃなくて、ちゃんと映像のぼやけや色合いを、夕方にテレビでちらっと見ちゃう「遠山の金さんのあの感じ」にキッチリあわせてることにつきる。これを今風のカリッカリのハイデフなトーンにしてしまったら一気に寒いものになっていたと思う。(主な理由は元ネタから遠くなる分意味が分からなくなるから) このPVを見て真っ先に思い出したのは、TMRevolutionの「魔弾」

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    UDONCHAN 2010/03/25
  • 逆転の発想について - SLN:blog*

    先日First Person TetrisというFlashでつくられたゲームを見て、その動きが予想外というか、つい「そっちかよ!」とつっこみたくなってすごく面白かった。こういうアイデアって笑えるし、つい人に教えたくなるよね。要するにこれが逆転の発想ってことなのかも。今回はこういう「そっちかよ!」とつっこみたくなるアイデアを利用したもので、比較的わかりやすいものをいくつか集めてみたよ。 First Person Tetris →http://firstpersontetris.com/ テトリスブロックを回転させると・・・これはやっぱり背景の写真がリアルなのがいいんだよね。ゲームの世界と周りの世界をトーンとしてもちゃんと切り離した上で、画面の中の事だと思っていた操作が裏切られるということが大切。 Cameltry First Person Tetrisを見て思い出したのが「キャメルトライ」。

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    UDONCHAN 2010/01/25
  • 楽器とかインターフェイスの話 - SLN:blog*

    ピアノがうまいとか、ギターがうまいとか、ドラムがうまいとか、「音を出す」っていう根的な所を考えれば、ウマ/ヘタはあまり関係ないはずなんだけども、例えば譜面のような「演奏を再現する」という目的がある限り、その精度によって「うまさ」というのはどうしても測られてしまうわけだよね。もちろん、そういった「うまい」演奏というのは、それはそれで見ていて気持ちいいし、高揚したりもするんだけど、今回注目してみたいのは、そういった「うまい」演奏ではなくて、そこから逸脱しているもの、例えば来楽器ではないものを楽器にしている、来の使い方とは違う方法で演奏している、ようなもの。こうした一風変わったテクニックの中に、人と楽器のインターフェイスを考える上でのいろいろなヒントが隠されているような気がしている。 来の用途とは違う使い方をしている代表格として、レコードをこする事で音を出すスクラッチがあげられると思う。

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