中野市の北陸新幹線のトンネル工事の影響で、複数の建物にゆがみが生じるなどの被害が出ていたことがわかりました。 中野市安源寺の市の有形文化財・小内八幡神社では門の柱がずれたりコンクリートに亀裂が入るなどの被害が出ました。 片山求宮司によりますとトンネル工事が始まった翌年の2002年頃に被害に気付き、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が調査を行って補償金が支払われました。 神社では今月から改修工事を行いますが、補償金の額は工事に必要なおよそ1500万円には及ばないということです。 安源寺地区の近くには北陸新幹線の高丘トンネルがあり、宮司によりますと工事の影響は少なくとも30件ほどに上ります。