【シリーズ 教育基本法が危ない!】 小泉内閣は有事法案の成立と教育基本法改悪をワンセットで一挙に進めようとしている --有事法制反対と教育基本法改悪反対との結合を-- (1)はじめに--「5月末の間一髪の事態」。有事法制強行採決策動の裏で、これに呼応して進んでいた教育基本法改悪の加速化。 文部科学省は、昨年11月に「教育基本法のあり方及び教育振興基本計画策定」に関する諮問を中教審に対して行いました。これは、教育基本法の早期改悪を要求する自民党内の強硬姿勢に後押しされたものでした。「5月24日にも、有事関連三法案の衆院強行採決か?」と報道され、政府与党の強行突破で今国会における有事法案成立の可能性が現実になったのと同じ頃、中教審も大きく動きつつありました。わずか一ヶ月のことです。中教審は、審議の進行を早めるために「基本問題部会」(座長:鳥居泰彦中教審会長)を設置し、月2回~3回(総会を含める