OpenMP並列化領域内からC++例外を送出する場合、例外を送出したスレッドと同一スレッド上で例外catchを行う必要がある。すなわちOpenMPスレッドをまたぐC++例外伝搬は行われず、またOpenMP並列化領域の中から外へC++例外が送出されてはならない。このルールに反する場合、実行時クラッシュなどを引き起こす可能性がある。 #pragma omp parallel for for (int i = 0; i < 100; i++) { //... throw i; // NG: parallel領域を超えてC++例外が送出される } #include <memory> #include <new> #pragma omp parallel thread_num(2) { try { //... auto = std::make_shared<T>(/*...*/); // ::new