amazonで予約しておいた「コンピュータ囲碁 ―モンテカルロ法の理論と実践」(asin:4320123271)が今日届いた。 モンテカルロ法について、理論を美添 一樹氏、実践を山下 宏氏(囲碁プログラム彩の作者)が担当。 コンピューター囲碁のアルゴリズムとしては2012年現在、モンテカルロ法が最強。モンテカルロ法が使われる以前はプロ棋士に勝つにはあと50年はかかると言われていたが、モンテカルロ法によって、あと10年かかるかどうかぐらいにまで短縮化された。 本書で紹介されている手法の多くは、評価関数の設計が難しいとされている他の類似のゲームでもそのまま使えるものが多い。評価関数の設計の難しいゲーム等に取り組んでいる人にはお勧め。 近年のコンピューター囲碁に関して言えば、モンテカルロ法に加えて、並列化と機械学習が主流だと思うのだが、本書は機械学習については触れておらず、その点は少し寂しいもの
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