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stdと江添 亮に関するUSAGI-WRPのブックマーク (3)

  • C++11のstd::swapはC++03のstd::swapとは互換性がない

    C++11のstd::swapは、だいぶ大きく変更された。C++03までのswapは、<algorithm>にあり、CopyConstructibleかつAssignable(C++11のCopyAssignableに相当)を要求した。ところが、C++11では、<utility>に移されたあげく、MoveConstructibleかつMoveAssignableを要求するようになった。まるっきり別物になってしまっているのだ。果たして問題を起こさないものだろうか。おぼつかないものだ。 実装例は以下のようになる。 // C++03のswap template < typename T > void swap( T & a, T & b ) { T temp = a ; a = b ; b = temp ; } // C++11のswap template < typename T > void

  • C++11ですみやかにプログラムの実行を終了する方法

    結論:C++11で新しく追加されたstd::quick_exitを使え。 プログラムの終了は、すみやかに行われるべきである。なにしろ、終了なのだ。終了にもたついていてはストレスがたまる。とくに、多くの実行環境では、プログラムの外部から、プログラムを強制終了させる方法がある。強制終了は大抵、プログラムの意志を無視して、強制的に一瞬で行われる。外部からできるのであれば、内部からできてしかるべきである。 なぜプログラムは終了時にもたつくのか。それは、終了時に特別な処理を必要とする場合もあろう。たとえば、数GBものデータを遅いHDDに書きださねばならない場合もあるだろう。これは妥当な理由である。では、確保したメモリやその他のリソースの解放処理はどうか。これは、疑問である。というのも、多くの近代的なOSでは、プログラムは個々に独立している。プログラムには独自の仮想メモリ空間が与えられ、必要に応じて物

  • 本の虫: 確率分布の使い方

    C++0xのstd::randomには、様々な分布クラスが存在する。一体どうやって使い分ければいいのか。ここでは、ゲームにたとえて考えてみる。 もっとも簡単な分布は、一様分布(Uniform distributions)である。これは、a ≦ i ≦ b, の範囲の値iを、それぞれ等しい確率で返す分布である。 ゲームでいえば、サイコロやルーレットなどの実装に使えるだろう。 // 六面サイコロの実装 int main() { std::mt19937 rng ; // 一様分布 // 0から5までの数字を等しい確率で返す分布 std::uniform_int_distribution<> dice(0, 5) ; int a[6] = { } ; // 六面サイコロの出た目の回数を記録する配列 // 600回サイコロを振る for ( int i = 0 ; i != 600 ; ++i )

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