梅の収穫量日本一の和歌山県で、海南市の酒造会社「中野BC」が16日、梅酒の熟成を短期間にした「梅酒ヌーボー」を蔵出しした。梅本来の香りや風味が強く感じられるといい、透き通るような黄金色の新酒がタンクの蛇口からおけに注がれると、甘酸っぱい香りが辺りに広がった。 この日は6月に漬け込んだ高級品種「南高梅」約20万個をタンクから棒でかき出した。ヌーボーはすぐに瓶詰めし、12月7日から販売を始める。 中野BCによると、一般的には梅の実を出した後、まろやかで深い味わいにするために半年から1年かけて熟成させる。 梅酒杜氏の山本佳昭さん(48)は「今年の梅は日照時間に恵まれ品質が良い。出来たてを楽しんでほしい」と自信を見せた。
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