iPadから見える雇用の未来(1/4) 参議院選挙が終わった。一般的な争点は消費税だったが、本来の問いかけは、日本をどのような社会にするか、であったように思える。 究極の問題は、どのようにして、この国を住みやすい国にするにするかであり、それには、雇用をどのようにして確保するかが重要なポイントではなかったか。 最近、Apple社製のiPadという製品が話題である。米国では、発売後80日間で300万台が売れたという。このような新製品が、経済の動向にどのように影響するかを判断するために、筆者も、受注開始の初日にネットで発注し、発売日に入手した。それ以来、40日ほど使ったことになるが、この製品を通して見えてくることが、日本を含む先進国での雇用確保の困難さである。 ○パソコンより簡単に iPadに関しては、この製品の出現によって、今後、電子出版が主流になるとか言われているが、実際手に持って見