安倍元首相銃撃事件から2年。 統一教会問題に対する新たな「空白=無関心」が生まれている。 だが、これまで報じられたのは問題のごく一部にすぎない。 安倍晋三元首相の銃撃事件から2年。事件の発端となった統一教会に関する報道は減っており、事件は忘れ去られようとしている。教団と与党政治家の癒着、被害者救済などの問題は、実はほとんど解決されていない。 教団を40年にわたって取材し続け、名誉毀損訴訟を起こされながらも勝訴、5月に『誰も書かなかった統一教会』を上梓して、教団の驚くべき実態を明らかにした有田芳生氏が、ノンフィクション作家藤井誠二氏を聞き手に刊行記念イベントで語った。新たな「空白=無関心」は禍根を残す! 警鐘のメッセージ。 統一教会に「いやがらせ訴訟」をされたが勝訴 藤井 (2024年)3月12日、統一教会からのスラップ訴訟*1に関して、ようやく教団側の請求が棄却され、有田さんの勝訴で終わり