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ブックマーク / www.aori.u-tokyo.ac.jp (4)

  • 20140703|学術ニュース&トピックス|東京大学大気海洋研究所

    8世紀の奈良平城京における重金属汚染 2014年9月5日 川幡 穂高(東京大学大気海洋研究所) 平城京は奈良時代の日の首都(710~784年)で、唐の都「長安」にならい建造されたとされる。サイズは南北東西それぞれ約5km、人口は10~20万人と推定され、シルクロードの終着点でもある国際的な大都会であった。人間活動も活発で、律令制度に伴う物資の輸送も増え、寺院も沢山建てられた。 UNESCO世界遺産にも登録されている奈良東大寺金堂(大仏殿)は長らく世界最大の木造建築物として有名であった。 特に「大仏さま」と呼ばれる東大寺盧舎那仏像は偉容を誇っていた。現在の「大仏さま」は銅の錆である緑青色であるが、当時は金ぴかであった。光り輝いた大仏を作るためには,金を大量の水銀に溶かし(アマルガムと呼ばれる)、それを塗布して、最終的に火であぶって水銀を蒸発させ、金メッキとした。平城京から平安京への遷都はこ

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    Unimmo 2024/09/30
  • 20191128|学術ニュース&トピックス|東京大学大気海洋研究所

    地球温暖化が引き起こすマッデン・ジュリアン振動の変調と降水分布の変化 2019年11月28日 末松 環(東京大学大気海洋研究所 特任研究員) 発表のポイント ◆地球温暖化に伴ってインド–西太平洋暖水域が急速に拡大しており、その影響でマッデン・ジュリアン振動の活発な雲活動の場所が遷移し、 降水量の空間パターンにも世界的な変化傾向を生じていることを示しました。 ◆地球温暖化による世界的な海面水温の上昇傾向は知られていましたが、雲活動に大きく影響する28℃以上の領域がインド–西太平洋暖水域で急激に拡大しつつあることが新たに分かりました。その影響により、マッデン・ジュリアン振動の活発な雲活動が西太平洋周辺に集中しつつあることも明らかになりました。 ◆マッデン・ジュリアン振動は、熱帯だけでなく中高緯度の気象にも影響を与えることが知られています。カリフォルニア周辺の干ばつ傾向など地球温暖化による世界各

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    Unimmo 2019/12/03
  • 20170920|学術ニュース&トピックス|東京大学大気海洋研究所

    スーパーエルニーニョの急激な終息の引き金を引いたのは 赤道を旅する巨大な雲群マッデン・ジュリアン振動(MJO) ~スーパーコンピュータ「京」× 新型超精密気象-海洋モデル~ 2017年9月20日 東京大学大気海洋研究所 理化学研究所 海洋研究開発機構 発表のポイント ◆観測史上最大のエルニーニョ現象の急激な終息の原因が、熱帯域を周回する巨大な雲活動「マッデン-ジュリアン振動 (MJO)」にあることを数値シミュレーションにより実証した。 ◆新開発の超精密気象—海洋モデルを用いることでエルニーニョとMJOの振る舞いを同時に精度良く再現することが可能になり、相互作用を直接調べられるようになった。 ◆地球全体の気象・気候に大きな影響をもたらすMJOとエルニーニョの再現精度が向上したことにより、気温・降水傾向や台風発生に関する季節予測の改善に繋がることも期待される。 発表者 宮川知己(東京大学大気海

  • 「陸ウミウシ」の発見 20150617|学術ニュース&トピックス|東京大学大気海洋研究所

    「陸ウミウシ」の発見 2015年6月17日 狩野 泰則  東京大学大気海洋研究所 准教授 福森 啓晶  東京大学大気海洋研究所 海洋科学特定共同研究員 発表のポイント ◆西太平洋パラオ共和国の熱帯雨林において、新種のナメクジを発見しました。 ◆解剖学的・分子生物学的検討により、発見した新種ナメクジがウミウシ類の子孫であることを見出し、殻を失った貝類における陸上進出を初めて明らかにしました。 ◆熱帯雨林は未だ生物多様性研究のフロンティアであり、今後も動物の進化史をひも解く上で重要な発見が期待されます。 発表概要 巻き貝(腹足類:注1)は、全動物中でもっとも陸上進出が得意なグループであり、古生代以降の進化史上、10回以上も海から陸に上がったことが判明しています。巻き貝の殻と蓋は、乾燥に耐え、また柔らかな体を空気中で保持するうえで、極めて機能的です。 これは、殻を退化・消失させた腹足類であるウミ

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    Unimmo 2015/06/18
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