“慈悲”と“救済”の菩薩である観音菩薩は、救いを求める者に応じて様々な姿に変化することができます。技術が発達し、物心ともに豊かになった現代にあってなお、いまだ苦悩する多くの人々のため、観音菩薩は《アンドロイド観音マインダー》として、京都の高台寺の地にその姿をあわらされました。 今回《アンドロイド観音マインダー》が悩める人々のために説くのは、かつて仏弟子の舎利弗に語った『摩訶般若波羅蜜多心経』(『般若心経』)。全世界の人々にもっとも親しまれているこの仏典は、その262文字の中に仏の教えの真髄が説き明かされ、悩み多き人々が“心の安らぎ(安心)”を得るための方法が示されています。《アンドロイド観音マインダー》の説法は今の世の人々にもわかりやすいようマインダーとプロジェクションマッピングに登場する聴衆たちとの平易な言葉でのやり取りにより展開していきます。 ??さて、金属が剥き出しのこの無機質なわた