これは、白河にあるアウシュヴィッツ平和博物館の開館15周年記念イベントでした。らいてうの家が今年開館12年ですからそれより少し「先輩」です。信州にらいてうの家を建てようと決めた時、じつは会員の間にも「反対」というか「できっこない」という不安の声が満ちていました。いちばんの難問は交通の便がないことで、上田駅からタクシーで来れば片道数千円かかります。後から分かったのですが、熱心に「誘致運動」をしてくださった地元旧真田町の方たちでさえ多くは年に数回も登ってこないところで、あるのは昔四阿山の登山客を泊めたロッが旅館になって「ホテル」を名乗っているのと、夏だけ来る別荘の方たち位。でも定住している方もおられることは承知していましたが、少なくとも「集落」と呼べる定住地ではありません。「住民がいない」ことを考えに入れなかったのは、2わたしの最大の「誤算」でした。 思いあぐねてわたしは古民家を移築して作ると