21日午後9時22分ごろ、北海道胆振(いぶり)地方中東部を震源とする地震があり、厚真(あつま)町で最大震度6弱を観測した。気象庁によると、地震の規模を示すマグニチュードは5・8、震源の深さは33キロと推定される。この地震による津波の発生はなかった。同庁は昨年9月6日に起きた同町で震度7を観測した地震と一連の活動だとの見方を示した。 21日の地震では他に震度5強を安平町とむかわ町、震度5弱を札幌市北区と手稲区、千歳市、長沼町、平取町など、震度4を札幌市東区と白石区、豊平区、西区、厚別区、清田区、岩見沢市、苫小牧市、江別市、三笠市、登別市、恵庭市などで観測した。 菅義偉官房長官は21日夜の臨時記者会見で「人的被害の情報は入っていない」と発表。北海道電力の苫東厚真火力発電所(厚真町)は通常通り稼働し、泊原発(泊村)と建設中のJパワー(電源開発)の大間原発(青森県大間町)も異常はないという。昨年9