山本太郎氏率いるれいわ新選組の不可解な選挙戦略について書いた昨日の拙稿は、参院選スタートの時節柄、それなりの数の読者にお読みいただいた。 『ブームもここまで?山本太郎氏、比例「3位」転出の謎プレー』 拙稿でも書いたように、山本氏は当選確実な東京選挙区を飛び出し比例区へシフトした。しかしこの参院選から新設された特定枠に2人の障害者を擁立したことが謎を呼んだ。れいわ新選組は3議席以上の確保、つまり三百数十万票は集めないと山本氏の再選は難しい。落選リスクをわざわざ高めた「真意」は、選挙の常識的には計りかねるからだ。 好意的に解釈すれば、音喜多くんのようにその決断力に刮目するだろうし、早川さんのように「社会的弱者に対して手を差し伸べる」姿勢を打ち出すという見方はあるだろう。逆に、筆者のようなアンチからは、邪推して衆院選や都知事選などの中・長期戦略の一貫という指摘も出ている。 特定枠の候補者が当選辞