ブックマーク / iincho.hatenablog.com (5)

  • 大塚英志『サブカルチャー反戦論』を読んで抱いた違和感とむなしさの一つか二つ - いいんちょさんのありゃあブログ

    タイトルにあるし、かねてから戦後民主主義者と自称していた氏だけあって、当時アメリカに追従しイラクに自衛隊を派遣した日政府を、そしてそれに明確な反論をできないでいる言論人を、さらに空気的には支持していた(と思われる?)日国民を批判する内容になっている。 ぼくが大塚英志の文章に受けるイメージはいつも同じで、一言で言えばそれは「泥臭さ」だ。とうとうと、愚直に、同じ主張を何度も何度も続ける。もうわかったしつこいよ、と思ってしまう時もあるし、その独善的な主張が不快になるときもあるが、反面、その泥臭さにカッコよさを感じているところも、否定できない。 しかし、今回このを読んで、単に独善的なだけなんじゃないか?と感じてしまった。 今回もその主張はいたってシンプルだ。「戦争はよくない(反戦)」であり、「声を挙げろ」だ。くだんから、大塚氏は「言葉」の重要性を説いてきた。今回もその延長線上に問題は設定され

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    Utasinai
    Utasinai 2012/05/10
  • 恋愛できない人がつらいのは恋愛ができないからではない - いいんちょさんのありゃあブログ

    遅ればせながら、最近こんな新書を読んだ。 セックス格差社会 恋愛貧者 結婚難民はなぜ増えるのか? (宝島社新書) 作者: 門倉貴史出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2008/11/10メディア: 新書購入: 3人 クリック: 315回この商品を含むブログ (28件) を見る 各章様々な「格差」を論じているのだが、疑問に思った箇所がある。 それは第一章冒頭、著者によれば結婚に際して女性が男性に希望する年収と、実際にそれに見合った年収を稼ぐことのできる男性の数にギャップが生まれている、というのだ。 総務省の『就業構造基調査(07年)』によると、有業で年収が400万円未満の独身男性の数は、254万4900人となっている。この人たちは、独身女性の収入最低ラインをクリアしていないために結婚できない。 女性については総務省『国勢調査(05年)』によると、25歳から34歳の未婚女性の数は、387万1

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    Utasinai 2010/06/14
  • 「無縁社会」と試されるネットの可能性 - いいんちょさんのありゃあブログ

    今夜、NHKでは追跡!A to Z「『無縁社会』の衝撃」が放送されていた。 一月に放送されたNHKスペシャル「無縁社会」のオンエアー中にTwitter上の#muenなどでつぶやかれた発言や反響をうけ、今回は前回よりぐっと年代を下げた30代や20代の、今まさに無縁の状態にあり、自分の将来に不安を抱えているという人たちを取り上げた内容だった(話は逸れるが、テレビTwitterのインタラクティビティというのは、これぐらいがちょうどよいのかもしれない。「生放送中にTwitter上のつぶやきを紹介…」みたいな企画を何度か見た記憶があるが、どうも上手くいかない。前者と後者では、流れている時間のスピードからして違うのだろう)。 □□□□ 僕の視聴後の感想を一言で言えば、「半信半疑」。 まず、「疑」の部分。孤独の環境があたかも絶対悪であるかのような描き方には違和感ある。孤独の中から醸成されるものだってあ

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    Utasinai 2010/04/05
  • 村上春樹的な「やれやれ」 - いいんちょさんのありゃあブログ

    二日ぶりに学校に来て自分のブログを開くと、すごいことになっとる。やったね!ブクマ自己新更新♪……と喜んでもいられないことを、コメント欄とブクマページを開いて気づく(それにしても更新する度にページビューが何十も増えているのは、初体験だが不気味である)。 正直、読んでいてがっかりした。うんざりである。最近わけあって村上春樹の作品を読みあさっているのだがまさにこの状況、村上春樹的な「やれやれ」、である。 ちゃんと読んでもらえれば、冒頭の「伯父の家族エピソード」というのは話の導入部にすぎず、「僕の問い」の質は後半に集約されることがわかってもらえるはずだ。なのに、書いた人としてはどうでもいい(もっと言えば無くてもよい)前半のエピソードの枝葉末節をあげつらっての批判が大半ではないか。僕はこの状況に、うんざりする。「木を見て森を見ず」とはまさにこのことではないだろうか。 「読みの多様性」や「創造的な

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    Utasinai 2009/07/23
  • 「怖い人」が怖い理由 - いいんちょさんのありゃあブログ

    話題が冷めちゃわないうちに書いておく。 「昨日は飲み過ぎてなんかよく覚えていないんだよね」って言いだしたから、 私ほんとに安心したら、その次、 「ってこういう風に適当な会話をすればいいんだよね」 抜粋「http://anond.hatelabo.jp/20090331214815 より このことについて、「怖い人」と「怖がった人」どちらに非があるかとか、、ブコメやトラバではもう言い尽くされているし、そういう正否の観点からだけでなく教訓にすべきだというhrkt0115311さんのエントリーにも同意だし、そもそもどこが怖いんだという意見まであるのだが、これを読んで「怖いと思った派」の人間として僕は、この「怖い人」がなぜ怖いのか、その「怖さ」について考えてみたい。 端的に言えば、この「怖い人」の怖さとは、この元増田さんとの会話の次数がひとつ繰り上げたことにあるのである。 話は飛ぶが、恋愛における

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    Utasinai
    Utasinai 2009/04/19
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