OpenCVの使い方として画像処理の基本であるラスタスキャンによる画素の参照方法とその画素参照の高速化についてまとめる. 基本的に画素を参照できれば,全ての画像処理は実装できる.(はず…) なので,あとはアルゴリズムを理解すれば画像処理はできるといっても過言ではない.(過言である) OpenCVで画素を参照するには,幾つかの方法があるので紹介する. 方法によっては高速に画素へアクセスできる. 基本的には画像を扱う基本構造体のIplImageを用いることにする. (記事内容が間違っている可能性があるので鵜呑みにしないで下さい!!!) 【IplImage構造体の構成】 IplImage構造体はOpenCVで画像データを扱う構造体である. なぜCvImageじゃないのか?というとIplImageはもともとOpenCVのベースになったIPL(Image Processing Library)という