新型フィットの売れ行きの話をする前に、“ホンダ車”の中でフィットが今どのような立ち位置にいるのか簡単にお話しよう。 2017年7月27日にホンダがシビックの国内販売を復活させると発表したが、コンパクトなボディで多くのユーザーに愛用された7代目(2005年に販売終了)までのイメージはまったく残っていない。全幅は1.5リッターターボエンジン搭載車でも1800mmとワイドで、価格は260万円を上まわる。 シビックセダンを埼玉県の寄居完成車工場で製造することになり、いわば成り行きで国内販売を再開しただけだ。開発過程では国内で売ることを考えておらず、サイズと価格を除いても、日本のユーザーの心に響くホンダ車とは思えない。 その意味で往年のシビックに相当するのが、今日のホンダ フィットだろう。全長が4mを下まわる5ナンバーサイズのコンパクトカーで、初代モデルは2001年に発売された。運転のしやすいボディ
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