※写真はイメージです (GettyImages)この記事の写真をすべて見る 暮らしの保健室で談笑する戸山ハイツの住民たち(2017年) (c)朝日新聞社 食事の大半を一人で済ます「孤食」の高齢者が増えている。孤食が体に及ぼす影響は想像以上に大きい。低栄養、抑うつ、運動不足、フレイル(虚弱)。コロナ禍の帰省自粛で、年末年始も一人という高齢者も多くなるとみられ、注意が必要だ。孤食でも健康を維持する対策を専門家に聞いた。 【写真】10年以上も「おひとりさま」でひとり酒をしている68歳男性はこちら * * * 「食事はバランスよく食べていますか」 「準備は大変ですが、一品はご自分で調理してみましょう」 東京都新宿区にある大型団地「戸山ハイツ」の独居高齢者たちの部屋に声かけの電話がかかる。 声の主は、団地敷地内にある「暮らしの保健室」のスタッフたちだ。NPO「白十字在宅ボランティアの会」が運営し