NTTファシリティーズは2008年3月12日,データセンターの熱問題と対策に関するテクノロジーブリーフィングを開催し,PUE(電力使用効率)1.45以下を実現するデータセンター構築技術について解説した。 同社は,国内のデータセンター構築の3割以上に携わっているというデータセンター向け空調設備の最大手。「最近は消費電力が20kW以上のラックを混在させて設計するケースも増えてきた。こうした場合でも,空調気流の制御を効率的に行えるタスクアンビエント空調とアイルキャッピングを採用すれば,PUE(電力使用効率)1.45以下を実現できる」と,同社研究開発本部 環境・エネルギー部門長の植草常雄氏は説明する。 タスクアンビエント空調とは,局所的な空調(タスク空調)と部屋全体を対象とした空調(アンビエント空調)とを組み合わせ,空調気流の最適化を図るというものだ。発熱量の大きいサーバー周辺など熱が蓄積しやすい
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