Oracleが著作権侵害でSAPを提訴していた3年間に及ぶ訴訟で、連邦地裁の陪審がSAPに対し13億ドルの賠償金を命ずる評決を下した。著作権侵害の賠償額としては過去最大だ。 米Oracleは、エンタープライズアプリケーション分野で古くからのライバルである独SAPから、米国の著作権侵害訴訟としては過去最大となる13億ドルという賠償金を獲得する可能性がある。3年間に及ぶ両社間の著作権侵害訴訟で米連邦地裁の陪審は11月23日(現地時間)、この金額が妥当な賠償額だとの判断を下した。 Oracleは2007年に起こした訴訟で、SAPが子会社を通じて、Oracleの顧客サポートソフトウェアのインスタンスを800万件以上、そして数十万ページのサポート資料をOracleのWebサイトから違法にダウンロードし、これらを利用して約350社の顧客をOracleからSAPにくら替えさせたと主張した。 SAPは10