担当する2年の必修授業「家庭基礎」で、毎年初回に必ず意識調査を行う。「男女どちらが生きやすい?」との質問には「女子」が多く、「レディースデーがある」「周りが助けてくれるから」などの理由が挙がる。「男子がいいという生徒の理由は『給料が高いから』。法律的には違うのですが」と笑う。 ジェンダー・バイアスを取り上げる回では、男女それぞれの赤ちゃんに選ぶおもちゃの種類や、泣いているときにかける言葉を生徒たちに書かせる。おもちゃは女の子は「ままごと」、男の子は「車」。男の子にかける言葉は「男だったら泣くな」など。「体の性が男か女かによって固定観念があることに気づかせる」のが狙いだ。
![甲子園で優勝した元高校球児が家庭科教諭に 生徒のジェンダー観を揺さぶる授業の中身とは:東京新聞 TOKYO Web](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c844e8e9a82df2781578799f44c29eba040ef645/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.tokyo-np.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2Fd%2Ff%2Fb%2Fb%2Fdfbbcb09679fc60e7f6abbfd8ffcd301_6.jpg)