アフリカ南部の独裁国ジンバブエが、国内に生息する野生の希少動物を北朝鮮に移送する計画を進めている。北朝鮮の金(キム)正日(ジヨンイル)総書記(68)と親密な関係にあるロバート・ムガベ大統領(86)の命令を受け、捕獲チームが24時間態勢で動物を集めているという。ジンバブエ当局はこの計画を「現代版ノアの箱船」と自賛しているが、動物保護団体は「北朝鮮の動物園は劣悪な環境。逆に命の危険にさらされる」と一斉に批難している。 英紙ガーディアンなどによると、野生動物の捕獲作戦が進められているのはジンバブエ最大規模のワンゲ国立公園。対象にはキリンやシマウマ、サイ、ハイエナ、サルのほか、生後18カ月のゾウも含まれる。 ガーディアンはジンバブエの動物保護団体の話として、「ワンゲ国立公園では、動物を種類別にそれぞれ一つがいずつ捕獲する作業が行われている。 すでに観光客の公園内への立ち入りが中止され、移送される動