JRが路線の廃止を提案している日高線の運休区間について沿線の自治体は18日、浦河町で協議しすべての復旧を断念することを決めました。 18日は浦河町で日高線の復旧について話し合う協議会が開かれ沿線の7つの自治体の町長と、JR北海道の西野史尚副社長らが出席しました。 JR側からおととし1月の災害で今も運休が続いている鵡川と様似の間の路線廃止とバスへの転換が改めて提案されました。 このなかで西野副社長は今後はバスを地域交通の柱とすることと今以上の利便性を確保することを強調しました。 これを受け自治体側だけで協議した結果、すべての区間の復旧を断念することを決めました。 新冠町の小竹國昭町長は、「完全復旧は難しいだろうという認識をもっている。今後、沿線住民が不便を感じることのない交通体系を検討していきたい」と話していました。