令和2年度日米共同方面隊指揮所演習(日本)(YS-79)が今まさに行われているところである。この演習を始めとして、日米共同訓練も年々回数と内容共に充実しつつあるように感じる。令和2年度の防衛白書にも「平素から共同訓練を行うことは、戦術面などの相互理解や意思疎通といった相互運用性を向上させ、日米共同対処能力の維持・向上に大きく資するのみならず、日米それぞれの戦術技量の向上を図るうえでも有益である」との記述のある通りである。 しかし、真に効果あるものにするためには、日米間に横たわる違いを理解し、乗り越えるべきものは乗り越えていかねばならないのであろう。 ここで紹介するのは、米軍の機関誌に記載されていた米軍将校(海兵隊)の記事の抜粋である。米軍内へ陸上自衛隊がどのように違うかを理解せよとの提言であるが、自衛官側も米軍のことを理解しているようで理解できていないところを明確にしなければならないのでは