平民の魅力と結婚する英王室 2010年11月19日(金)12:15 (フィナンシャル・タイムズ 2010年11月17日初出 翻訳gooニュース) ロバート・シュリムスリー 平民が女王になる。そう、そうだ、平民だ。その辺の名もない、ごろつきの子供だ。しかもよりによって、商売をしてる家だなんて、いやはや。 ええとまあ確かに、こういう物言いは誰もしてない。イギリスのコメンテーター軍団はただ単にケイト・ミドルトンについて、王位継承者と「平民」が結婚するのはいついつ以来初めてだと、指摘しているに過ぎない(実際に「いつ」かはどうでもいい)。むしろみんな、「この中流階級の娘が王室を救うのか」とかそういうことを、まともに話題にしている。イギリスが階級制度にがんじがらめになっているだなんて、二度と口にするまい。マスコミは低い身分出身のケイト・ミドルトンを王族の内に迎え入れようとしているのだ。 その一方でマス