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2010年10月15日のブックマーク (2件)

  • テンプレートから学ぶ 受注する開発者のためのテスト仕様書

    1. はじめに ソフトウェア開発プロジェクトにおいてテストは極めてストレスに満ちています。「テストとは作った成果物に誤りがあるかどうかを見つける作業だ」という質的に不愉快な活動であることに加えて、プロジェクトの終わりにさしかかって時間も逼迫しているのに仕様変更を受けて再テストなどという、体力的にも精神的にもきつい作業であるからです。 稿では、さまざまなストレスを受ける立場の開発者が少しでも楽に「きちんとテストしました」と言うために、テスト仕様書のテンプレートを紹介します。このテンプレートは発注者に報告するための文書だけでなく、さまざまなテスト技法の紹介も含まれていて、いつどういうテストをすればよいのかという手引きにもなっています。 さて、はじめに、ソフトウェア開発プロジェクトと品質・生産性・納期の関係を見てみましょう(図1)。 お客様(発注者)はプロジェクトを起案する際、何を作るかを「

    テンプレートから学ぶ 受注する開発者のためのテスト仕様書
  • コラム1:暗号の歴史

    暗号学「クリプトロジー」は隠語の学問で、ギリシャ語のクリプト(隠れたの意)とグラフェン(書くの意)を語源とします。暗号学は、正確にはコードや数字の学問であり、隠されたメッセージは、実際には暗号化も数式化もされていません。それらはただ「隠れて」いるのです。「透明インク」などは、これの判りやすい良い例です。  コードとは事前に組み合わされた言葉、句、又は節を入れ替えるシステムです。外国語は、ちょうど隠語のようなものです。例えば、英語のHiは、スペイン語のHolaの代わりにされるものですし、ほかの言語では別の呼び方もされるでしょう。 暗号(英、Cipher)は、もともとヘブライ語のSaphar、(番号をつける)という言葉から発しています。ほとんどの暗号は、数学的な番号づけの技術によってシステム化されています。この一例に「スパルタの棒方式」があります。 スパルタ人は、図1のようなスキュタレー