自分の好きな過去の名盤に関しては、やれリマスターだ紙ジャケだSACDだボックスだボーナストラックだデラックス・エディションだ、となにかが出るたびに律儀に買い続け、気がつけば同じアルバムが何枚も何枚も棚に並んでいたりする。で、そういうアルバムはだいたい過去にさんざん聞き込んで隅から隅まで暗唱できるほど覚えているわけで、せっかく新しいブツを買い込んできても、今さら聞く必要もないというか、買っただけで安心しちゃって下手すりゃ封も切らないで放置してあったりする。うずたかく積み上げられたそういうシロモノを眺めていると、衰退するばかりのCD産業を必死に下支えしているのはオレらのようなコレクター(=バカ)じゃないのかと真剣に考えたりするのである。 で、そんな私がここ1年でもっとも回数多く聞いた再発盤といえば、これはもうレッド・ツェッペリン以外ありえないのだ。正確にいえば盤じゃなくてデータですけどね。24