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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (32)

  • 東京一極集中と地方の衰退は無関係 - Chikirinの日記

    「東京一極集中」と「地方の衰退」をセットで語る人が多いんだけど、このふたつって何の関係もないよね。 だって東京一極集中の対立概念は地方再生ではなく、2大都市集中、もしくは、複数大都市への集中なんだから。 ほら↓ <先進国> ・フランス=パリ一極集中 ・イギリス=ロンドン一極集中 ・日=東京一極集中 vs. ・アメリカ=ニューヨーク,ボストン、ワシントンDC,シカゴ、サンフランシスコなど複数大都市集中 ・ドイツ=ベルリン、ハンブルグ、ミュンヘン、ケルン、フランクフルトAMなど、複数大都市集中 ・カナダやオーストラリアもこちらのタイプ <中進国> ・韓国=ソウル一極集中 ・タイ=バンコク一極集中 ・フィリピン=マニラ一極集中 vs. ・中国=北京、上海、広州、深セン、武漢、天津など複数大都市集中 ・インド=デリー、ムンバイ、コルカタ、チェンナイ、バンガロールなど、複数大都市集中 ・ベトナム=

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  • 大企業のほうが成長できるとか完全にウソ - Chikirinの日記

    「大企業は人を育てる余裕があって研修制度も整ってるから、最初は大企業に入ったほうが成長できる」とか、未だに寝ぼけたことを言ってる人がいて驚く。 20年前の話ならわかるけど、「大企業のほうが成長できる」なんて、今や完全にウソだよね。 「大企業のほうが、周りの人が優秀だ(から成長できる)」って? それも 20年前の話、親が若かった頃の話じゃない? 「いきなり起業」や「海外就職」はもちろん、日で就職する場合でも、ベンチャーとか外資系企業とか NPOあたりで働いたほうが、最初の 3年間の成長は明らかに早いはず。 てか、倍とか以上のレベルで差が付くってことくらい、両方を知ってる人には火を見るより明らかですよ。 少なくとも「大企業に入ることができる人」が持ってる選択肢の中では、「大企業」はおそらく、最も成長スピードが遅い選択肢だと思う。 大企業ってのは「成長スピードは遅いけど、他にいいところもあるか

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  • 人生を無駄にするための10の方法 - Chikirinの日記

    1.やればできるとわかっていることばかりする 2.会えばどんな話になるか、(会う前から)わかっているような人ばかりと会う 3.楽しいとも思えないことを、お金や義務感や惰性のために続ける 4.将来のために我慢する 5.いかに昔がよかったか、みんなで語り合う 6.自分の環境を嘆く 7.恵まれている人を攻撃する 8.「スゴイですね!」「さすがですね!」と言ってくれる人ばかりの環境で長く働く 9.一緒にいてイライラする人から離れない 10.社会や政治や会社など「自分以外の誰かが問題を解決すべきである」、と一生懸命に主張する そんな人生をおくらないために・・・ ↓ 未来の働き方を考えよう 人生はニ回、生きられる (文春文庫)posted with amazlet at 15.11.10ちきりん 文藝春秋 (2015-11-10) 売り上げランキング: 84,412 Amazon.co.jpで詳細を見

    人生を無駄にするための10の方法 - Chikirinの日記
  • 安易な道を選ばない それだけで食べていけます - Chikirinの日記

    プロゲーマー梅原さんの名言が溢れるこのから・・ 勝ち続ける意志力 (小学館101新書)posted with amazlet at 16.04.10梅原 大吾 小学館 売り上げランキング: 3,522 Amazon.co.jpで詳細を見る → kindle版 → 楽天ブックス 以下は引用 安易な道、裏技は使わない ここまでインターネットが普及すると、誰でも知っていることが多くなる。 例えば、このやり方が相当強い。それを知らない人にはだいたい勝てるといった戦い方もかなりの量流布している。最強ではないが楽に勝てる方法はたくさんある。 しかし、そんな方法を使っては僕が戦う意味がない。だから、誰にでもできる戦法は選ばないし、それによる不利を苦とも思わない。遠回りすることでしか手に入れることのできない強さがあると信じているからだ。 確かにゲームって必ず裏技があるよね。 キャラの組み合わせによる有利

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  • 成長したければ、ひたすら変化すべし - Chikirinの日記

    これまでのあらすじ ・梅原大吾さんと対談しました ・梅原大吾さんとは? 『勝ち続ける意志力』 梅原さんが(格闘ゲームにおける実績を超えて)スゴイのは、トップであり続けるために何が必要かを、端的に&わかりやすく言語化できていることです。 たとえば変化について↓ 自分を変えるとき、変化するためのコツは、「そうすることで良くなるかどうかまで考えない」ということだ。もし悪くなったとしたら、それに気づいたときにまた変えればいい。 世の中には、「これを変えたら、当に状況はよくなるのか?」延々と検討し続け、「結果が良いとわかったら変えよう」と思ってる人や会社がたくさんあります。 しかし彼はいいます。 「変えればいい方向に向かうとわかっていることは、みんなもそれに気がついてる。そんなことやってもトップには立てない。トップであり続けるためには、それがわかる前にトライする必要がある」 そりゃそーだ! ものす

  • 就活市場を一発で適正化できるミラクル解決法 - Chikirinの日記

    2014年3月に大学を卒業する学生向けの就活イベントが、今日から解禁とのこと。 私が就活に関心があるのは、それが“最も機能していない市場の例”として典型的だからです。 ご存じのように、私はたいていの場合、市場原理を支持しています。 → “There is no alternative to market” ちなみに、この“市場原理”がもっとも極端に機能しているのが(皮肉なことに)弱者保護の世界です。 → “私的援助市場に見る市場原理” 現在の就活市場は、“最も巧くいっていない市場例”と言えるほど滑稽な状態になっています。 もし私が(今)大学生なら、こんな市場にはまず参加しないだろうと思えるほどのヒドさです。 なぜこの市場は、こんなにも機能していないのでしょう?? その理由は、大学入試と比べれば明確です。今、大学受験市場は、就活市場よりは遥かに巧くまわっています。 「100社受けたけど、どこ

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  • 市場を創るということ - Chikirinの日記

    追記)当サービスは、2014年8月に「産地直送便」となった後、2016年8月で終了しています。 先日紹介した「やさい便 by クックパッド」という新サービス。 最初は「材通販事業に参入するの?」と思ったのだけど、そうではなく「野菜を売買するマーケットプレイスを作りたい」ということでした。 ・野菜の販売事業を始める、のと ・野菜が売買される市場を作る のは、全然違うことです。 前者は「農家から野菜を仕入れる+お客に販売する」ですが、 後者だと「野菜を売買できる市場を作る+農家にそこで売ってもらう+消費者にそこで買ってもらう」です。 ネットの場合は、市場はプラットフォームとも呼ばれます。 楽天市場がまさに「市場」であるように、クックパッドも売り手でも買い手でもなく、単に「市場開設者」としての役割を果たします、というのが、今回の事業の骨格です。 クックパッド社にあるキッチン 世の中にはあらゆ

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  • 「稼ぐことの価値」を示せていない私たち - Chikirinの日記

    今に始まった話ではなく、もう何年もそうなんですが、知人友人と話していてよく話題になるのが、「最近、分配側に興味を持つ人が多すぎだよね」という話。たいていの場合、嘆息とあきれ顔と共に耳にします。 ご存じのように経済活動には「価値の創造」と「価値の分配」という2つの側面があります。「価値創造」とは、文字通り経済的な付加価値を創造することです。 新幹線が発明されれば、従来の特急より高い料金でも、その切符を買おうという人がでてきます。これは、それだけの付加価値が創造されたわけです。よく効く薬が創られて、今までの何倍もの値段で売られるのも同じです。便利グッズ、求められていたサービスなど、あらゆる分野で日々新たな価値の創造が行われ、それが集まって経済成長が実現します。 一方、大半の社会、国は、それら生み出された価値を「再配分する」制度をもっています。最初に価値が創造された時、その価値の対価を受け取る人

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  • 大企業を辞めるという合理的な選択 - Chikirinの日記

    高度成長期以来つい最近まで(大半の人にとっては今も?)、大企業(公務員含む)に入社し、ずっとそこにいるというのは「合理的に考えて一番トク」な道だったと思います。 ・金銭的な報酬が圧倒的に高い。(給与も退職金も企業年金も) ・磐石に安定してる(大企業だという理由で政府や銀行が潰さない) ・雇用も守られているし(日解雇規制が存在するのは日系の大企業だけ) ・仕事おもしろい(名刺力も抜群、資力も大きい) ・加えて様々なチャンスがあり(海外勤務とか大きなプロジェクトなど) ・世間の評価も圧倒的に高く(合コン市場や親戚間において) ・成長機会も多いし(留学や研修などの制度が充実) ・福利厚生も充実してる と、いいコト尽くめです。これじゃあ起業したりベンチャーや中小企業に行くより、大企業を目指すのが「合理的に正しい選択」だと、ちきりんでさえ思います。 しかしながら最近、そういった大企業にいった

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  • 海外旅行はあと10年 - Chikirinの日記

    私は旅行好きで、これまで多くの国を旅してきました。 同時に、仕事でも海外出張が多かったため、一昨年に会社を辞めた後は「これからはいつでも海外に行けるから、急いであちこちいく必要はないかな」とも考えていました。 ですが最近、考えが変わりました。「海外で行きたい場所は、早めに行っておこう」という気になったのです。 理由は・・・「円が世界で通用するのも、あと 10年くらいかも」と感じ始めているからです。 若い人にとっては「日円が世界で通用しない時代」なんて想像できないかもしれません。 けれど 1985年のプラザ合意の前、 1ドルは 240円もしていて、海外旅行に行けるのは芸能人やお金持ちだけでした。 普通の人が海外旅行をするのは(円という通貨の力が足りないために)ほとんど不可能だったのです。 その後、円が高くなってからは、日円と日のパスポートを持っていれば、学生でさえ世界を旅行することがで

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  • その船を、いつ降りる? - Chikirinの日記

    最近、東電を辞める若い人が増えてるらしいけど、「退職が震災前の3倍のペース」などと報道されていて、「すごいな。そんなに辞めないんだ」とびっくりした。 だって震災前なんて、あんなに条件のいい会社を辞める人はすんごい少なかったはず。それが、震災後に3倍にしかなってない(純増分は2倍に過ぎない)なんてスゴイ。ほんと、みんな辞めないもんだね。 人間にとって、自分の乗っている船が沈みそうになった時、「どのタイミングでその船を降りるか」という判断はすごく大事。ちきりんがこのことを痛感したのが長銀だった。 日長期信用銀行が破綻したのは1998年の秋だけど、金融界ではその数年前から「相当ヤバイでしょ」というのはみんなわかってた。経済的には破綻してるけど、政治的にどうするのかがよくわからない、というだけの状態だった。 もちろん、その頃も学生だけは相変わらず、超一流企業、長銀への就職に殺到していたけれど、内

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  • 一番大事なこと - Chikirinの日記

    それは、「自分がどう生きていきたいか」を理解しておくこと、そして選んだ道に自信を持つこと 「なんとなく」とか「成り行きで」ではなく、 「事情があるから」「仕方なく」でもなく、 こういう生き方がしたいから、 こうやって生きています! と言えること 世間の多数派や、現在のトレンドと違っていてもなんの問題もないです。 なんでもいいから、「自分はこれがいい!」と確信できる道を。 自分の選択について、他者に評価してもらう必要はありません。そんなの超無意味。 人生は選択の連続で、「何かを選ぶこと」は、「何かを選ばないこと」だから、 自分が選ばなかったものをいつまでも振り返らず、 選んだ生き方を楽しみましょう。 大事なことは「自分がどう生きていきたいか」わかっていること。自分自身がその選択に自信をもっていること というわけで、 私は今年もちんたらと・・・ そんじゃーね。

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  • ギリギリまで「まとめに入らない」能力 - Chikirinの日記

    会社で働いていた頃、「この人、すごいっ!」と思う人にたくさん出会いました。 中でも私が一番感心したのは、「超ギリギリのタイミングまで、まとめに入らない人たち」です。 なんでもそうですが、何かを作り上げる時には「作る」+「整える」という二段階の作業が必要です。 最初の「作る」は「中心的な価値」を生み出す作業で、 後半の「整える」は、生み出した価値をお客様に説明しやすく&売りやすくするため、細部や体裁を整え、きれいにパッケージする、みたいな作業です。 この「作る」から「整える」に移行するタイミングを「まとめに入る」と呼びます。 たとえば 10日後に締め切りの企画書があるとしましょう。 このとき、デキる人は最初の 9日間は「まとめ」についていっさい意識せず、思考をどんどん発散させて、考えることに集中します。 一方、6日目くらいからは「まとめ」を意識して「落としどころ」を探りに入る人もいます。これ

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  • 円高、いいね! - Chikirinの日記

    一ドル77円前後という相場がすっかり定着してきましたが、物価推移を考慮して購買力平価で考えると妥当なレートはもっと高い(60円台だとか、57円前後だとか)と計算されている専門家もあり、ちきりんも「まだまだ円高になるんじゃない?」と思ってます。 というわけで、「円高いいね! いろいろ買っちゃおう作戦!」を提案します! (1)とりあえず資源エネルギー庁は100人単位で三菱商事と三井物産に人を出向させて、世界中あっちこっちに同行し、ガス田とか鉱山とかあれこれ買って来なよ! (2)農水省もオーストラリアで牧場、ロシアで小麦農場、カリフォルニアで巨大な田んぼをもってる農家を丸ごと買っちゃお。もちろん田んぼには日の丸をたてて、そこでとれたお米は国内産扱い。これであなたたちが大好きな料自給率もうなぎ登りよ! あっ、もちろん中国のうなぎの養殖場も買っといてね! (3)厚生労働省はどっか人件費の安い温暖な

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  • 将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ - Chikirinの日記

    最近、若くして起業していたり、小さいけど伸び盛りの会社で働いている若い人から、日の大企業について「驚いた」「あんぐりした」的な話を続けて聞きました。 たとえば「なにかコラボできるんじゃないか」と先方から言われたので話を聞きにいくと、最後には「まあ、半年くらいかけてじっくり検討していきましょう」と言われてのけぞったとか、 向こうから呼び出しておきながら「うちと取引したい会社は五万とある」とエバリくさってるのはどういうコトなんでしょう? と。 そういう話を聞いて「まっ、日の大企業ってのはそんなもんなのよ」と説明しながら、内心では「なんか既視感ある会話だなー」と思ってたんです。 よく考えたらコレ、欧米企業に勤める海外のビジネスパーソンが(昔)言ってたのと同じなんです。 ちきりんが通ったカリフォルニアの大学院の同級生は、半導体やらITやらシリコンバレーの会社に職を得たり、東海岸で金融やコンサル

    将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ - Chikirinの日記
  • 夏休み向けお勧め本! - Chikirinの日記

    さて、働いている皆さんもそろそろ夏休みでしょうか? 今年は夏休みがめっちゃ長い!という人もいると思うので、まとまった時間や旅先で読める“ちきりんお勧め”を、過去に書いた感想や関連エントリと共に紹介しておきます。 ノンフィクションで、めっちゃオモシロかったのが、戦後すぐに起こった陰謀事件の闇を暴いたこちら。これは今でも「犯人」が見つかっていません。アメリカの陰謀?共産主義者の仕業?それとも・・・?事実は小説よりも奇なり。手に汗握ります。というか、戦後日の“選択”がよくわかります。 下山事件完全版―最後の証言 (祥伝社文庫 し 8-3) 作者: 柴田哲孝出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2007/07/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 46回この商品を含むブログ (45件) を見る感想ではないですが関連エントリはこちら → http://d.hatena.ne.jp/Chik

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  • 市場規模一覧(多分、永遠に未完成) - Chikirinの日記

    いろんな業界の市場規模を知りたいなーと思うのだけど、バシッとした一覧表が見つからない。データはあそこにある、ここにあるという人は多いけど、じゃあ、この業界は○兆円ですよ、教えてくれる人は少ない。ので、自分で作ってみた。 とりあえずこのサイトの数字をベースに作ったんだけど、普通にググッてでてくる数字と大きくかけ離れている場合もあるんで、他の情報もいろいろ勘案してます。 自分用のメモなんで中途半端かつ超適当です。感覚的に「んっ?」な数字もあるので信じないように。適宜、直します。気長にやるつもり。10年計画くらいで。 どれかについて知ってる方、ツイッターやブックマークなどで教えて頂けると感謝です。ただし、台とかケースとかトンとか興味ないです。金額が知りたい。数千億未満の市場は割愛。「市場規模ってなにさ?」という質問はボツ。 そんじゃーねー ★★★ <乗り物関連> ・自動車 44兆円(自動車メーカ

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  • チャンスはいきなりやってくる - Chikirinの日記

    今は世界でも評判の高い日車ですが、日車が世界で売れ始めたのは 1970年代の“オイルショック”がきっかけです。 オイルショック前には日車なんて、おもちゃみたいなモンだと思われてた。 ところが石油がいきなり高騰したため、車無しでは生活できないアメリカ人の多くが、燃費の悪いアメ車を “緊急避難的に” 手放し、日車に買い換えたんです。 そして「石油が高いから仕方なく買い換えた日車」が、「実は品質もアメリカ製より優れてるじゃん!」と気がついた。 オイルショックがなければ、日車が世界で売れ始めるタイミングはもっとずっと遅かったでしょう。 とはいえ、「オイルショックがあったから日車が今の地位を築いた」のではありません。 オイルショックは“突然訪れたチャンス”ではあったけど、それによって消費者に「たとえ石油が安くなっても、日車のほうがいいかも!」と思わせたのは、日車の実力です。 もし「

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  • 国民負担はあたりまえ - Chikirinの日記

    福島の原発事故の補償費用をどこから捻出するかという議論において、「電力料金に転化するのはおかしい」とか「国民負担が発生するスキームはだめ」的な意見を聞くたびに、「なんでよ?」と思います。 どう考えても国民負担すべきでしょ。 東京電力が発電や送電に必要な設備を除き、保養施設や社員寮など業務に不可欠でない資産を手放すこと、役員、社員の給与をせめて“協力企業”である東芝程度に引き下げることは当然としても、徹底した東電のリストラで足りない分は電気料金の値上げと公費(税金)で補償するのが当然だと思えますけどね。 御用学者がどうの癒着がどうのというけれど、突き詰めれば「原発を利用しながら、豊富な電力を得て利便性の高い社会を作ろうとしていたのは、まさに日の国民(有権者)の民主的な意思決定の結果だった」とちきりんは理解しています。 その意思決定に伴う損害を、今は福島県の人が一身に背負わされているのだから

    国民負担はあたりまえ - Chikirinの日記
  • 過去20年、労働市場で起ったこと(まとめ) - Chikirinの日記

    二日前に書いた話、あの日には“脳みそ切れ”で書けなかったことを補足的にまとめておきます。早めに書いとかないと忘れてしまうからね。とどのつまり「過去20年間にこの国の労働市場でいったい何が起こったのか。」 まずはデータをもう一度見てみましょ。 35歳未満:人口78万人増、正社員が239万人減、非正規雇用が373万人増 35〜54歳:人口267万人減、正社員が35万人減、非正規雇用が273万人増 55歳以上:人口383万人増、正社員が254万人増、非正規雇用が394万人増。 皆が最も注目するのが、唯一正社員の絶対数が増えた55歳以上層でしょう。当時35歳〜だったこの世代は、経済大国になった日で正社員雇用され、すべての人生を会社に捧げてきた人達です。いわゆる団塊世代を含み、労組の組織票の中心世代でもあります。 この層の雇用を守るということが、過去10年以上にわたって経済後退に苦しんだ日の最大

    過去20年、労働市場で起ったこと(まとめ) - Chikirinの日記