■ 差分指し手生成とメモリコピーの高速化の基礎 差分指し手生成などをしようと思うと、それぞれの駒についての指し手をシリアル化(ここでは一次元の配列にまとめるの意味)する必要があります。 このとき、細切れになっているメモリを一箇所に集める必要があり、この部分をいかに高速化できるかが差分指し手生成が成功するかどうかの鍵になります。 ■ 高速なメモリコピーとは? どのへんの読者を対象にしていいのかわからないので、今回は基礎ということでメモリコピーの基本事項だけ解説します。 差分gencap(駒を捕獲する手)の指し手生成では、駒を捕獲することのできることがわかっている駒を対象に処理します。よって、メモリをコピーするマクロを用意することを考えます。またコピーされるサイズは(指し手が存在することがわかっているところを対象とするので)4バイト以上であり、コピーサイズ0ということはありません。 // メモ