昨年は、年の後半にメジャー・バージョン・アップしたOSのリリースが多く行われたので、なかなか楽しい年だった。OSシェアで言えば大関のMac OS X 10.6「Snow Leopard」に始まり、横綱のWindows NT 6.1「Windows 7」が登場したので、PCとMacのOSアップグレードを続けて行うという、忙しい中にも楽しめたわけだ。そんな2009年に登場したのが、Windows、Mac OS Xに続き第三位のOSシェア(関脇)を持つOSで、Linuxの「Ubuntu 9.10」だ。昨年の前半に登場した「Ubuntu 9.04」に続く、マイナー・バージョン・アップではあるが大きく安定性が向上しているのが、Ubuntu 9.10だ。 Ubuntu 9.10の改良ポイントで、最大の特徴となるのが、その起動(ブートアップ)速度だろう。電源スイッチを入れてHDDからコールド・ブートさせ