猛暑のため稲が枯れ、コンドルの頭や「古代蓮」の一部(右下)などで、地肌が露出した田んぼアート(7月19日撮影) ギネス世界記録などで知られる埼玉県行田市小針の「田んぼアート」で、猛暑のため一部の稲が枯れる被害が出たことについて、工藤正司市長は29日の定例記者会見で、「(稲の種類の)色をうまく組み合わせるなどしてやっていきたい」などと話し、来年度に向けて対策を検討することを明らかにした。 田んぼアートでは今年、約2・8ヘクタールの田に8種類の色違いの稲を使って描いた「大いなる翼とナスカの地上絵」のうち、コンドルの頭の部分や「古代蓮」の花びらなどに黄色を表現する「黄大黒」と、オレンジ色を出す「あかねあそび」の2種の稲が7月中旬には枯れ、地肌が露出した。枯れた2種に代わる稲を見つけるのは難しいとされる。 工藤市長は、7月25日にアートを見学に訪れたペルー総領事に「(コンドルの)頭が溶けちゃってな