その昔、私がミニチュアゲームを始めるきっかけになったゲームはなんだったか。当然だがホルスヘレシーでもないし、実は40Kでもなかった。そう、ウォーハンマー: ファンタジーバトルだ。ある日帰国子女の友達と中野ブロードウェイを歩いていた俺は、 「あ、ウォーハンマーだ!懐かしいな〜」 と言って店に入って行く友達について行って店内をなんとなく見ていたのだ。しばらくして店を出た時、俺の手にはウォーハンマーのスタートセット(流血島の合戦)とシタデルカラー一色、工具、アーミーブックが入った主張の強めなビニール袋が握られていた。友達は言ったものだ。 「俺がハイエルフつくるからさぁ〜」 結局は彼がこの趣味をスタートすることは永遠に無く、私は翌年の公式大会(スローン・オヴ・スカル)にハイエルフアーミーで出場していた。独身で体力も無限だった私は、ウォーハンマー世界に可処分時間のほぼ全てを費やすハリキリボーイそのも