年末から年始にかけてある論文を書いているときに、自分で縦と横の罫線を引いて作った表にものすごく違和感を抱いた。色々と試行錯誤したが、違和感は解消しないまま、締め切りが来て、やむなくそのまま提出した。実は印刷会社の方でうまく修正してくれるだろうと甘い期待をしていた。しかし、戻ってきた校正刷りの表は私がワープロで作った表そのままだった。二回の校正をしているときにも、ずっと悩み続け、そもそも事象の分類に根本的な問題があるのではないかとまで考えたが、結局解消しなかった。 その後、書体や組版のことを調べ始め、色々と細々したことを気にして見るようになったせいか、ある時ふと日本語の本や雑誌に見られる表は基本的に私が作った表と同じであることに気づいた。つまり、縦と横の罫線がいわば律儀に全部引かれているのである。実際に三冊の本から典型的な表を挙げてみよう。これはあくまで組版上の問題であり、本の内容の評価とは
これは「TeX & LaTeX Advent Caleandar 2014」の25日目の記事です。 (24日目は golden_luckyさん です。 とってもスゴイパッケージの紹介が相次いだ“TeX & LaTeX アドベントカレンダー”ですが、最終日の今日はチョットスゴイかもしれない(自作の)パッケージである pxrubrica を紹介します。これはルビ(振り仮名)付きのテキストを出力する機能を提供するものです。 ルビ出力のためのパッケージは既に数多くのものが公開されているのですが、pxrubrica は以下の特徴を持っています。 日本語組版における慣習を文書化した JIS X 4051 や 「日本語組版処理の要件」(JLREQ) にある規定に沿った、 伝統的な様式でのルビの組版を実現します。 実際のルビ組版で必要になる様々な調整について“パッケージの機能として”対応することを目指して
mizutani@rsch.tuis.ac.jp 参考書『インターネット時代のコンピュータリテラシー』(水谷正大,共立出版) 目次 表題の出力 目次の出力 LaTeXの文書構造 LaTeX文書構造のスケルトン LaTeX文書の例 目次 表題の出力 LaTeXシステムでは表題(title) 出力のためのタグがある. 文書スタイルjarticleを使ったときの表題に関係したコマンドは次のとおり. \title{..} 表題そのものを指定 \author{..} 著者を指定 \date{..} 日付を指定 \maketitle 表題を出力(必須) この4つのコマンド\title{..}, \author{..}, \date{..} および \verb|\maketitle| は1組になって表題部を構成する. たとえば,つぎのように書く. \documentclass{jarticle} \ti
TeXの文書を書くとき,いつも書く命令があります.パッケージを読み込んだり,余白を調節したり,マクロを定義したり.ここではいつも自分が使う命令を書いたテンプレートをリストアップしておきます. はじめに † やっているのは主に上下余白の調整です(どうも標準だと余白が大きすぎると感じるので). ここでは \documentclass{} に jsarticle や jsbook を指定しています.これは奥村さんの提唱するpLaTeX2eの新ドキュメントクラスです.デフォルトの jarticle などより優れた点が多いので僕はいつもこれを利用しています.入手方法などについては配布元である 奥村さんの解説ページ を参考にするのが一番でしょう. 以下,...と表記しているのはそこに本文などを書く,ということです. %からはじまる行はコメントです.また,ページ余白などを\setlengthで調整してい
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