被害経験のある生徒は14%に上り、うち69%は警察に届け出ていなかった。高校生を対象にした性犯罪の大規模アンケートは全国で初めてといい、県警は被害防止や注意喚起に活用する方針。 県内で2009〜10年に認知された強姦(ごうかん)と強制わいせつ事件で被害者の半数が16〜22歳だったことから、地域のバランスなどを考慮して無記名で計17校の生徒を対象にアンケートを実施した。 強姦などの凶悪犯罪をはじめ、痴漢や盗撮、下半身の露出など、何らかの形で性犯罪被害を受けたと回答した生徒は1156人。このうち、796人は警察に届けておらず、その理由は「面倒くさい」(33%)、「犯人が捕まらないから無駄」(19%)、「警察に話すのが怖い、恥ずかしい」(12%)が挙げられた。 性犯罪の誘因になりやすいインターネットや携帯サイトの危険性については、84%が「認識している」と回答。しかし、サイトで知り合った相手に氏