【6月6日 AFP】南アフリカのヨハネスブルク近郊で、初期ヒト属と考えられている「ホモ・ナレディ」による世界最古の「墓」を発見したとする査読前論文が5日、公表された。ホモ・ナレディは脳の容量が小さく、死者を埋葬するなどの「意味付けされた」複雑な活動はできないと考えられてきたため、人類の進化についての通説に疑問を投げ掛けるものとなる。 著名な古人類学者リー・バーガー(Lee Berger)氏が率いる研究チームによると、ホモ・ナレディの骨はヨハネスブルク近郊の遺跡群「人類のゆりかご(Cradle of Humankind)」のライジング・スター(Rising Star)洞窟の地下約30メートル地点に埋められていた。同遺跡群は国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)に登録されている。 研究チームは、「現生人類(ホモ・サピエンス)」による埋葬の証拠よ
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