唐沢俊一の裏の目コラム 別冊宝島『実録!サイコさんからの手紙』 こないだ、某所でサイン会をやった。100人以上のファンが詰めかけてくれて、幸い盛況だったが、そのうち10人に一人が 「ところで伊藤(バカ)くんは、その後どうしてます?」 と訊いてくる。あの夏、袂を分かってからもう半年以上顔をあわせていないけれど、あいかわらず人気ものだなあ、とうれしくなってしまった。 あの文章と、鶴岡法斎・編のアスペクト『新世紀の迷路』をあわせてお読みいただければ、伊藤(バカ)くんの魅力は、彼を御存知ない方にも十分に伝わると思う。ただ、彼に関しては、彼ばかりでなく、彼のステディであるところの太田出版『QJ』編集部のO女史も実にいい味を出しているので、そっちの人柄に関しても、近々、どこかでご紹介したいとは思うのだが。 とにかく伊藤(バカ)くんに関しては弟も含め、あんまり回りから