──少女マンガコーナーの一角に並べられる”少女小説”。これまで”少女が憧れる”さわやかなストーリーを描くことが常だったが、昨年誕生した「ティアラ文庫」には、これまでタブーとされていた”性描写”が積極的に取り入れられ、多くの女性に支持されているという。その理由とは一体? 未成年の女性を読者に想定した、文芸の一分野「少女小説」。80年代後半に「集英社文庫コバルトシリーズ(現コバルト文庫)」や「講談社X文庫ティーンズハート(06年に刊行終了)」などのレーベルが巻き起こした”少女小説ブーム”の中、男女のプラトニックな恋物語が楽しめるライトノベルとして、人気を博していた分野だ。ところが、90年代初頭になると、女性向けに男性同士の恋愛を描く「ボーイズラブ(以下、BL)小説」が普及し、ブームはあえなく終焉。近年では”純粋系”少女小説は鳴りを潜めてしまった感が否めない。 しかし、そんな少女小説業界に新風を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く