6月、あの痛快な語り口もそのままに『蝉丸Pのつれづれ仏教講座』(エンターブレイン)として書籍化されました。初版発売後すぐに増刷がかかりすでに2万部が発行されています。やっと四国を再訪する機会をつかまえて、遅ればせながらの新刊著者インタビューをさせていただきました。 サブカルの皮をかぶった仏教書 ――『蝉丸Pのつれづれ仏教講座』は400ページを超えるボリュームで。読めば仏教の流れを押さえられるようになっていますね。 「仏教の」と大上段に構えてやったわけでもないんですね。「この話をするならこの話もしないといけないなあ」と、生放送でやっているのと同じように書いたわけです。 ――そうですね。『ニコ動』や『ニコ生』で話されたことがテキストになっていたり、誰かの質問に応えるかたちで書いていたり。 そうそう。聴かれたことに答えたものをまとめたらあんな感じになったんです。ホントは、三章の「もっと『仏教』