つくばエクスプレス(TX)を運行する首都圏新都市鉄道(東京)は31日、現行6両編成の車両を8両編成に増強する事業に本年度着手すると発表した。駅のホーム延伸などの工事を経て2030年代前半にサービスを提供する計画。TXは利用客の増加に伴い朝の混雑緩和が課題になっており、沿線自治体からも8両化の要望が出ていた。決定を受け自治体や利用者からは歓迎の声が上がった。 同社によると、朝のラッシュの最も混む時間帯(午前7時半~8時半)は混雑率169%に上っており、混雑と遅延の常態化が懸念されるとして、8両編成化を決めた。沿線人口が30年代まで増え続け、利用者数の伸びも見込まれることが背景にある。 輸送力は8両編成化により、現行比で30%ほど増える。朝のラッシュ時間帯に8両編成を投入して、混雑率を150%を下回る程度まで下げる。 8両編成化の実現には秋葉原-つくば間の全20駅のホーム延伸や、車両留置線の延