夏の間に、多くの山で仕事をしている方々に頼んでおいた 松煙用の松 ”肥松“ が届きました。 山仕事の人に 「見付けたら、晩酌の肴と思い、担いで降りて!!」 と頼んでいます。 肥松は松が枯れて10~20年以上たつと、朽ちた松の一部に脂身が残り その部分です。 さらに、周りの朽ちた部分を取り除き、脂身のみにします。 松に油分がないと、黒くて良質の松煙が採れないので如何しても必要です。 10kgの松煙を採るためには、500kgの肥松が必要です。 再生がきかないので、採りつくしたら新しい場所で探さなければなりません。 山でいえば、ドンドン高く、行くにも、松を降ろすにも 困難な場所になり、 現在は四国まで手を広げていますが、ボツボツ限界を感じています。 私が松煙作りの最後になるのは確実ですが、できるだけ延ばせたらと思っています。