米政府系放送局、ラジオ自由アジアは23日までに、中国チベット自治区のチャムド地区の地方政府庁舎で今月5日に爆発があったと伝えた。庁舎や周辺の車両が損傷したが、死者は出なかったという。 中国がチベットの統治権確立を宣言してから50周年になる3月に合わせ、地元当局などが関連の式典を開こうと準備していたといい、同放送局は式典に反発する住民らが爆発を起こした可能性を指摘している。 地元警察は、爆発があった事実を認めた上で「誰が仕掛けたのか、どうして爆発したのかは分からない」としている。 また同放送局によると、チャムド地区では今月20日、チベット民族の若者ら3人が「チベット独立」と書かれた横断幕を掲げてデモを行い、当局に拘束された。(共同)